今年のキーワードは「誠実さ」…なのかもしれない。
英国コカコーラ、消費者との会話に本腰
イギリスのコカコーラは消費者と意見を交換するためのウェブサイト「Let's Get Together」を開設。企業と消費者の関係性を透明にする。
- -
Let's Get Together
http://www.letsgettogether.co.uk/
- -
http://www.brandrepublic.com/Digital/News/776413/New-website-recru
「インターネット広告のひみつ」さんより。
コカコーラのキャンペーンサイトは、いつも「たのしい」「明るい」ものが多くて好きなのだが、今回のサイトはそれらの要素に「誠実さ」がプラスされているように思う。
「わたしたち(コカコーラ)は、あなた(消費者)のことを真剣に考えています」
「一緒にコカコーラを作っていきましょう」
そういったシンプルなメッセージがきちんと響いてくる、誠実なキャンペーン。
ふと、2008年はより一層「誠実さ」が求められる年なのかもしれない、と気づいた。
今日のWBSで「消費者は"原点回帰"している」という特集が組まれていた。
昨年のテラ豚丼に始まる外食産業への不信感や、石屋製菓、船場吉兆などの品質偽装から来る食への不安。その結果、「定番のモノなら、安心」という心理が強まっているとのことだった。
「そりゃ、そうだよなぁ…」と共感する反面、「でも、吉野屋も白い恋人も"定番"だったわけだしなぁ…」と、ちょっとしたパラドックスを感じてしまう。
要は、「消費者ときちんと向き合う誠実さ」が求められてる、ということなんだろう。
一方的なブランディングじゃなくて、消費者と対話し、理解し合い、最高のエンゲージメントを結べるようなブランドを作る、誠実な広告。
メディアもメソッドも溢れている今だからこそ、こういった「本質」が求められるんだろうな。